虫除けとして垣根に使用する国もある。

エルダーについて

エルダー

◆ マスカットの香り

西洋ニワトコとも呼ばれるエルダーフラワーは、古来からインフルエンザの薬としても使われてきたハーブです。 これは、エルダーフラワーがもつ発汗性・毒素排出効果・粘膜の炎症緩和作用などからそうやって使われてきたのでしょう。 ハーブティーにすると、 マスカットに似た良い香りがするので、風邪でなくても飲みたいですね。 ハーブティー特有の、薬草っぽさというか、青臭さがないのも特長で、ハーブティーが苦手な男性やお子さんでも飲めるハーブです。 特に風邪の季節に心強いですね。

エルダーはハーブというにはやや大きめの落葉低木で、かわいらしい白っぽい花を咲かせます。 ヨーロッパでは垣根にすることまであるというくらい、メジャーで、薬効をよく知られていますね。 春もしくは秋に種を蒔いて育てますが、こぼれ種からでもよく発芽するというくらいですから、嬉しいですね。 中性からアルカリ性の土で、日向か明るい半日陰くらいのところがおすすめです。 地下茎を伸ばして増え、挿し木にも向いています。

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薬効がある

◆ ジャムやワインに

昔から優れた薬効を持つことで知られているエルダーは、現在でも一般的に利用されています。エルダーの花を使ったエルダーフラワーシャンパンは、イギリスでは夏の飲み物として親しまれています。砂糖水とレモン汁の中に花を漬け込んで作るのですが、花からイースト成分が溶け出して発酵するため、発泡性の飲み物になるのだそうです。また、花に砂糖などを加えて煮詰めたエルダーフラワーの濃縮液は、エルダーフラワー・コーディアルと呼ばれており、水で薄めて飲めます。

若い芽はピクルスに、果実はワインやジャムの材料にもなります。黒い小粒の実をつけるエルダーは、シロップやジュレにすることができます。その際、種は必ず取り除きましょう。口当たりが悪いだけではなく、体に良くない成分がわずかばかりは入っているそうです。また、果実は砂糖と一緒に漬け込むと、ポートワインのような甘みのあるアルコール飲料にすることもできます。エルダーを保存する際は乾燥させるか、ジャムやシロップにすると良いです。 かかりやすい病気や害虫なども特になく、暑さ寒さなどにも強いため育てやすいハーブですが、日本の夏特有の高温多湿な気候は少し苦手です。夏は、鉢植えを風通しの良い場所に置き、涼しく過ごさせるのがポイントです。